Expressions コンソールの使用

Expressions コンソールは、Math ステージで評価する数式を入力するために使用します。[入力フィールド]、[Calculator]、[関数] コントロールを使用して、このコンソールに値を挿入します。式は手動で入力することもできます。式は、定数、変数、または算術演算の形式で指定し、数値定数と変数で構成します。数値定数は、整数または小数で、符号を付けることができます。変数は入力行からのデータを表します。例えば、フィールド x、y、z が入力に定義されている場合、x、y、z を式で使用できます。変数は、実行時にフィールドの値で置き換えられます。

また、Math ステージでは、グループ化した式も使用できます。グループ化した式は括弧でくくられ、演算子の優先順位よりも優先されます。例えば、2*5^2 は 50 ですが、(2*5)^2 は 100 になります。

注: 式の末尾には必ずセミコロンを付けます。

また、条件文を Expressions コンソールで使用すると、各種条件が真または偽のいずれであるかに応じて処理を実行できます。条件文の詳細については、条件文の使用 を参照してください。

Math ステージでは主に、式の結果を変数に代入する代入式を扱います。このステージでは複数の代入演算がサポートされているため、以前の代入演算の結果を使用できます。

代入式の例

次の例では、x=10、z=1000 となります。
x=5+5
z=x*100

次の例では、ポリゴンの面積を一辺の長さと辺の数に基づいて計算します。

AreaOfPolygon=
     ((SideLength^2)*NumberOfSides)/
     (4*Tan(pi/NumberOfSides));