Validate Address Spark ジョブの使用

重要: 最初の Validate Address ジョブを作成および実行する前に、Acushare サービスが実行されていることを確認します。手順については、Acushare サービスの実行を参照してください。
  1. UAMAddressingFactoryのインスタンスを、その静的メソッド getInstance() を使用して作成します。
  2. UAMAddressingDetailを指定するProcessType のインスタンスを作成して、Validate Address ジョブの入力と出力の詳細を指定します。このインスタンスは、SparkProcessTypeタイプを使用する必要があります。これを行うには、次の手順に従います。
    1. このジョブの入力設定を行うには、UniversalAddressValidateInputConfigurationのインスタンスを作成します。
      列挙体 列挙 PreferredCity列挙 CasingType列挙 CityNameFormat列挙 OutputCountryFormat列挙 StandardAddressFormat列挙 StandardAddressPMBLine列挙 StreetMatchingStrictness列挙 FirmMatchingStrictness列挙 DirectionalMatchingStrictness列挙 DualAddressLogic と該当する場合は 列挙 DPVSuccessStatusCondition を使用して、さまざまな必須フィールドの値を設定します。
      重要: Validate Address を CASS 認定™ モードで実行するには、このインスタンスのフィールド outputReport3553outputCASSDetail、および outputReportSummarytrue に設定します。CASS レポートにはジョブを CASS 認定™ モードで実行した場合にのみ有効なコンテンツが含められます。それ以外の場合は、空白のレポート PDF が生成されます。
    2. LocalReferenceDataPathのインスタンスを作成することによって、リファレンス データ パスの詳細を設定します。
    3. 各種ジョブ実行設定を行うために、上で作成した UAMUSAddressingEngineConfigurationインスタンスと、COBOL ランタイム パスおよびモジュール ディレクトリ パス (String 値) を引数としてコンストラクタに渡して、LocalReferenceDataPath のインスタンスを作成します。
      UAMUSAddressingEngineConfigurationインスタンスを作成した後、その各種必須フィールドの値を設定します。
    4. JVM 設定を構成するには、UniversalAddressGeneralConfigurationのインスタンスを作成します。
    5. UAMAddressingDetailのインスタンスを作成します。その際、JobConfig タイプのインスタンスと、上で作成した UAMUSAddressingEngineConfigurationUniversalAddressGeneralConfiguration、および UniversalAddressValidateInputConfiguration のインスタンスを引数としてコンストラクタに渡します。
      JobConfigパラメータは、SparkJobConfig タイプのインスタンスである必要があります。
      1. inputPathインスタンスの UAMAddressingDetail フィールドを使用して、入力ファイルの詳細を設定します。

        テキスト入力ファイルの場合は、適切なコンストラクタを呼び出して、関連する詳細な入力ファイル情報を指定してFilePathのインスタンスを作成します。ORC 入力ファイルの場合、ORC 入力ファイルのパスを引数に指定して OrcFilePathのインスタンスを作成します。

      2. outputPathインスタンスの UAMAddressingDetail フィールドを使用して、出力ファイルの詳細を設定します。

        テキスト出力ファイルの場合は、適切なコンストラクタを呼び出して、関連する詳細な出力ファイル情報を指定してFilePathのインスタンスを作成します。ORC 出力ファイルの場合、ORC 出力ファイルのパスを引数に指定して OrcFilePathのインスタンスを作成します。

      3. jobNameインスタンスの UAMAddressingDetail フィールドを使用して、ジョブの名前を設定します。
      4. compressOutputインスタンスの UAMAddressingDetail フラグに true を設定して、ジョブの出力を圧縮します。
  3. Spark ジョブを作成して実行するには、先ほど作成した UAMAddressingFactoryのインスタンスを使用してそのメソッドrunSparkJob() を呼び出します。ここで、上の UAMAddressingDetailのインスタンスを引数として渡します。
    runSparkJob()メソッドはジョブを実行し、ジョブのレポート カウンタの Map を返します。
  4. ジョブの正常実行後にレポート カウンタを表示するには、先ほど作成した UAMAddressingFactoryのインスタンスを使用して、そのメソッド getCounters() を呼び出します。作成したジョブを引数として渡します。
    カウンタの Mapが返されます。
  5. ジョブの正常実行後に CASS レポートを生成するには、先ほど作成した UAMAddressingFactoryのインスタンスを使用してgenerateCASSReport() メソッドを呼び出します。多重定義されている generateCASSReport()メソッドのどのバージョンを呼び出しても構いません。
    使用される generateCASSReport()メソッド シグネチャによって、1 つ前の手順で得られたレポート カウンタの MapjobName、生成された CASS レポートを格納する path、作成する reportType を引数として渡します。
    pathは、SDK ジョブがクラスタ環境で実行している場合はクラスタ上、クライアント コンピュータ上で実行している場合はクライアント コンピュータ上の場所である必要があります。
    注: pathが指定されていない場合は、現在の作業ディレクトリに新しい CASS レポートが配置されます。

    reportTypeパラメータの値は、列挙 UAMCASSReportTypeに記載された値でなければなりません。1 つ以上のレポート タイプをこのパラメータに指定できます。