米国 (USA)

カスタム優先設定

米国では、カスタム優先設定カスタム出力フィールドがサポートされています。

米国ジオコーディングの追加トピックについては、以下のカスタム テーブルを参照してください。

表 1. カスタム優先設定
優先設定 説明
USE_ADDRESS_POINT_INTERPOLATION trueに設定すると、住所ポイント補間が有効になります。デフォルトはfalseです。フォワード ジオコーディングのみでサポートされます。
注: 住所ポイント補間機能を使用するには、ポイントレベルのジオコーディング データセットがインストールされている必要があります。
USE_CENTERLINE_OFFSET trueに設定すると、ポイント住所の中央線オフセットを計算します。デフォルトはfalseです。フォワード ジオコーディングのみでサポートされます。
注: 中央線の機能を使用するには、ポイントレベルのジオコーディング データセットがインストールされている必要があります。
中央線ポイント一致は、SC で始まる結果コードによって示されます。
CENTERLINE_OFFSET USE_CENTERLINE_OFFSET が有効になっている場合、中央線からのオフセット距離を指定します。デフォルトは 0 です。フォワード ジオコーディングのみでサポートされます。
CENTERLINE_OFFSET_UNIT USE_CENTERLINE_OFFSET が有効になっている場合、中央線オフセットの単位のタイプを指定します。有効な値は、feet、meters です。デフォルト値は meters です。フォワード ジオコーディングのみでサポートされます。

カスタム出力フィールド

このセクションには、米国に固有の出力フィールドを示します。特に記載のない限り、これらのフィールドは、フォワード ジオコーディングとリバース ジオコーディングの両方で返すことができます。

次のカテゴリの出力フィールドが定義されています。

これらのカテゴリの 1 つ以上を出力に含めるには:

  • Management Console で、[国フィルタ] ドロップダウン メニューを使用して [米国] を選択します。続いて [戻り値] タブで、適切な出力カテゴリ チェック ボックスをオンにします。

すべてのカテゴリ出力フィールドを返すには:

  • Management Console で、[国フィルタ] ドロップダウン メニューを使用して [米国] を選択します。続いて [戻り値] タブで、[すべての使用可能な情報を返す] チェック ボックスをオンにします。

品質記述子の出力フィールド

品質記述子出力フィールドには、マッチングとジオコーディングの処理結果に関する情報が格納されます。

フィールド名 説明
信頼性 米国の候補に対する確信値を、その候補のカスタム出力フィールドとして使用できます。キーは "CONFIDENCE" です。
LocationCode ロケーション コードは、割り当てられたジオコードの精度を示します。ロケーション コードの説明については、付録の住所のロケーション コードを参照してください。
MatchCode マッチ コードは、参照ファイルと一致した住所の部分、または一致しなかった住所の部分を示します。マッチ コードの説明については、付録のマッチ コードを参照してください。
PostalFallback 米国のフォールバック候補は、正しい MatchCode と LocationCode を返します。これらは、郵便番号レベルのジオコードを示すコードではなく、郵便番号へのフォールバックを示しています。
MMResultCode この候補に対する MapMarker 結果コード。結果コードについては、付録の「グローバル結果コード」を参照してください。

パース済み住所出力フィールド

パース済み住所出力フィールドには、ジオコーダによってパースされて正規化された一致住所のコンポーネントが格納されます。

フィールド名 説明
ParsedAddressLine 単一行入力住所の住所行。
ParsedCity 入力住所または出力住所の最終行からの省略形の都市名。ParsedCityName または ParsedPreferredCity からの値。
ParsedCountyName 郡の名前。
ParsedFirmName USPS データまたは入力企業名からの企業名。交差点マッチングには適用されません。
ParsedHouseNumber 入力住所または出力住所の家番号。交差点マッチングには適用されません。
ParsedLastLine 住所の完全な最終行。
ParsedMainAddress 住所の完全な 1 行目。
Parsed Name 通り名。
ParsedCityName 都市/州レコードからの一致住所の都市名。
ParsedPreferredCity 一致した住所の出力 ZIP Code に対する標準都市名。
ParsedState 州の略語。
ParsedUnitNumber ユニット番号。交差点マッチングには適用されません。
ParsedUnitType ユニット タイプ (APT や STE など)。交差点マッチングには適用されません。
ParsedZip 5 桁の ZIP Code。交差点マッチングには適用されません。
ParsedZip4 4 桁の拡張 ZIP Code。
ParsedZip9 9 桁の ZIP Code (ZIP + 4)。
ParsedZip10 ダッシュを区切り文字とする 10 桁の ZIP Code (ZIP + 4)。

ポイントの出力フィールド

ポイント出力フィールドには、ポイントレベル データを用いたマッチングによって得られたジオコードに関する追加情報が格納されます。

注: 特に記載がある場合を除き、フォワード ジオコーディングでのみサポートされます。
フィールド名 説明
APN ID Assessor's Parcel Number (APN) 識別子。交差点マッチングには適用されません。
NearestDistance 入力場所から一致した通り セグメント、ポイント住所、または交差点までの距離 (フィート単位)。
注: リバース ジオコーディング専用です。
Parcen Elevation 小区画セントロイドのジオコードの標高。交差点マッチングには適用されません。
PBKey Master Location Dataset を使用して住所がマッチしたときに返される一意の住所の識別子。pbKey™ unique identifier は、マッチの属性データを返すための GeoEnrichment データセットに対する検索キーとして使用されます。
注: フォワード ジオコーディングとリバース ジオコーディングの両方に対応します。
注: このフィールドを返すには、[すべての使用可能な情報を返す] チェック ボックスをオンにします。
Point ID ポイントレベル データにマッチした場合の一致レコードの一意のポイント ID。一致するレコードがポイントレベル データから取得されていない場合は、空白です。交差点マッチングには適用されません。

中心線の出力フィールド

中心線マッチングは、ポイント レベルのジオコードを親の通りセグメントにリンクするためにポイントレベル マッチングと併用されます。このタイプのマッチングでは、ポイントレベル マッチング単独では取得できない親の通り セグメントに関する追加情報が入手できます。この出力情報には、ポイント データ ジオコードから中心線マッチングまでの方位と距離も含まれます。

注: フォワード ジオコーディングのみでサポートされます。
フィールド名 説明
CenterlineBearing 中心線候補の場合、ポイント データ マッチから中心線マッチまでのコンパス方向 (小数度単位)。真北 0 度から時計回りに計測されます。
CenterlineLeftBlock 中心線候補の場合、通り左側からの国勢調査細分区 ID。交差点マッチングには適用されません。
CenterlineRightBlock 中心線候補の場合、通り右側からの国勢調査細分区 ID。交差点マッチングには適用されません。
CenterlineLeftSFXBlock 中心線候補の場合、Census 2010 Geography の現在の左のブロック接尾語。一致するレコードがポイントレベル データから取得されている場合、このフィールドは空白になります。
CenterlineRightSFXBlock 中心線候補の場合、Census 2010 Geography の現在の右のブロック接尾語。一致するレコードがポイントレベル データから取得されている場合、このフィールドは空白になります。
CenterLineDatatype 中心線候補の場合、中心線マッチを得るために使用したデータ タイプ。
0
USPS
1
TIGER
2
TomTom Streets ジオコーディング データセット
6
NAVTEQ Streets ジオコーディング データセット
7
TomTom Points ジオコーディング データセット
8
Centrus Points ジオコーディング データセット
9
補助ファイル
10
ユーザ辞書
11
HERE Points ジオコーディング データセット
12
Master Location Data
CenterlineIsAlias

インデックス エイリアスによって中心線マッチを見つけたことを示す 3 文字。

最初の文字は、以下のとおりです。

N
通常の通り マッチ
A
エイリアス マッチ (建物、エイリアス、企業名などを含む)

次の 2 文字は、以下のとおりです。

01
基本インデックス (通常の住所マッチ)
02
USPS の通り名エイリアス インデックス
03
USPS の建物インデックス
05
Statewide Intersection エイリアス (Usw.gsi、Use.gsi、または Us.gsi ファイルを使用する場合)
06
空間データの通り名エイリアス (Us_pw.gsi、Usw.gsi、Us_pe.gsi、Use.gsi、Us_ps.gsi、Usp.gsi、Us_psw.gsi、または Us_pse.gsi ファイルの使用が必要な場合)
07
代替インデックス (ZIP9.gsu、ZIP9E.gsu、および ZIP9W.gsu を使用する場合)
08
LACSLink
09
未使用
09
補助ファイルとの一致
10
Centrus Alias インデックス (usca.gsi 使用時)
11
POI インデックス (poi.gsi 使用時)
12
USPS 優先エイリアス
13
ZIPMove マッチ (us.gsz 使用時)。

us.gsz データ ファイルには、再編成された ZIP+4 コードが含まれ、都市名や金融番号が変更されています。具体的には、ZIPMove で金融エリアの変更が可能になっています。これは、入力された都市が複数の金融エリアにある場合や ZIPMove データに古い住所が含まれている場合を除き、CASS 検索では金融エリアを変更できないためです。

14
拡張中心点マッチ (us_cent.gsc または bldgcent.gsc 使用時)
CenterLineLatitide 中心線候補の場合、整数値としての緯度 (1/1,000,000 度単位)。
CenterLineLongitude 中心線候補の場合、整数値としての経度 (1/1,000,000 度単位)。
CenterlineName 中心線候補の場合、主要通り名。
CenterlineNearestDistance 中心線候補の場合、ポイントレベル マッチから中心線マッチまでの距離 (フィート単位)。
CenterlinePostDirectional 中心線候補の場合、通りの後置方位記号。空白、N、S、E、W、NE、NW、SW、または SE。
CenterlinePreDirectional 中心線候補の場合、通りの前置方位記号。空白、N、S、E、W、NE、NW、SW、または SE。
CenterlineQCity 中心線候補の場合、州、都市、または Finance Number。
CenterlineRoadClass 中心線候補の場合、道路クラス コード。
0
補助道路、メイン データ ファイル
1
幹線道路、メイン データ ファイル
10
補助道路、補足ファイル
11
幹線道路、補足データ ファイル
CenterlineSegmentHiRange 中心線候補の場合、セグメントに含まれる家番号の最大値。
CenterlineSegmentLoRange 中心線候補の場合、セグメントに含まれる家番号の最小値。
CenterlineSegmentDirection 中心線候補の場合、セグメントの向き。
F
番号は順方向です。
R
番号は逆方向です。
CenterlineSegmentID 中心線候補の場合、データ ベンダーからの一意のセグメント ID。
CenterlineSegmentParity 中心線候補の場合、セグメントの奇偶性。奇偶性とは、セグメントの奇数番号が通りのどちら側にあるかを示すものです。
L
通りの左側
R
通りの右側
B
通りの両側
U
不明
CenterlineType 中心線候補の場合、通り タイプ。

交差点の出力フィールド

交差点出力フィールドには、交差点マッチングにおける 2 つめのセグメントに関するデータが格納されます。

フィールド名 説明
BlockLeft2 交差点一致の場合、交差点の 2 つめのセグメントの通り左側からの国勢調査細分区 ID。
BlockRight2 交差点一致の場合、交差点の 2 つめのセグメントの通り右側からの国勢調査細分区 ID。
BlockSFXLeft2 交差点一致の場合、交差点の 2 つめのセグメントの Census 2010 Geography の現在の左のブロック接尾語。
BlockSFXRight2 交差点一致の場合、交差点の 2 つめのセグメントの Census 2010 Geography の現在の右のブロック接尾語。
CBSADivisionName2 交差点一致の場合、交差点の 2 つめのセグメントの Core Based Statistical Area (CBSA) 区分名。
CBSADivisionNumber2 交差点一致の場合、交差点の 2 つめのセグメントの Core Based Statistical Area (CBSA) 区分番号。
CBSAName2 交差点一致の場合、交差点の 2 つめのセグメントの Core Based Statistical Area (CBSA) 名。
CBSANumber2 交差点一致の場合、交差点の 2 つめのセグメントの Core Based Statistical Area (CBSA) 番号。
CountyName2 交差点一致の場合、交差点の 2 つめのセグメントの郡名。
County2 交差点一致の場合、交差点の 2 つめのセグメントの FIPS 郡コード。
CSAName2 交差点一致の場合、交差点の 2 つめのセグメントの Combined Statistical Area (CSA) 名。
CSANumber2 交差点一致の場合、交差点の 2 つめのセグメントの Combined Statistical Area (CSA) 番号。
DataType2 交差点一致の場合、交差点の 2 つめのセグメントのマッチングに使用したデータのタイプ。
0
USPS
1
TIGER
2
TomTom Streets ジオコーディング データセット
6
HERE Streets ジオコーディング データセット
7
TomTom Points ジオコーディング データセット
8
Centrus Points ジオコーディング データセット
9
補助ファイル
10
ユーザ辞書
11
HERE Points ジオコーディング データセット
12
Master Location Data
MetroFlag2 住所がある Core Based Statistical Area (CBSA) が大都市圏か小都市圏かを示します。次のいずれかです。
Y
住所は Metropolitan Statistical Area (大都市統計圏) にあります。大都市圏の人口は 50,000 人以上です。
N
住所は大都市統計圏内にありません。小都市圏内にあります。小都市圏の人口は 10,000 ~ 49,999 人です。
空白
空白です (郡は CBSA を含みません)。
Name2 交差点一致の場合、交差点の 2 つめのセグメントの通り名。
PostDirectional2 交差点一致の場合、交差点の 2 つめの通りの後置方位記号。空白、N、S、E、W、NE、NW、SW、または SE。
PreDirectional2 交差点一致の場合、交差点の 2 つめの通りの前置方位記号。空白、N、S、E、W、NE、NW、SW、または SE。
RoadClass2 交差点一致の場合、交差点の 2 つめのセグメントの道路クラス コード。
0
補助道路、メイン データ ファイル
1
幹線道路、メイン データ ファイル
10
補助道路、補足ファイル
11
幹線道路、補足データ ファイル
SegHiRange2 交差点一致の場合、交差点の 2 つめのセグメントの家番号の最大値。
SegLoRange2 交差点一致の場合、交差点の 2 つめのセグメントの家番号の最小値。
SegmentDirection2 交差点一致の場合、交差点の 2 つめのセグメントの方向。
F
番号は順方向です。
R
番号は逆方向です。
SegmentID2 交差点一致の場合、交差点の 2 つめのセグメントの、プレミアム データ ベンダーによるセグメント ID (TLID) またはユニーク ID。
SegmentParity2 交差点一致の場合、交差点の 2 つめのセグメントの奇偶性。奇偶性とは、セグメントの奇数番号が通りのどちら側にあるかを示すものです。
L
通りの左側
R
通りの右側
B
通りの両側
U
不明
Type2 交差点一致の場合、交差点の 2 つめのセグメントの通り タイプ。

Census の出力フィールド

Census 出力フィールドには、住所に関する米国国勢調査情報が格納されます。

フィールド名 説明
Block 15 桁の国勢調査細分区 ID/国勢調査 FIPS コード。sscccttttttgbbb という構文を使用します。ここで、
  • ss — 2 桁の FIPS 州コード
  • ccc — 3 桁の FIPS 郡コード
  • tttttt — 6 桁の FIPS 国勢統計区コード (ピリオドを除く)
  • g — 1 桁の FIPS ブロック コード
  • bbb — FIPS ブロック コード
交差点マッチングには適用されません。
County FIPS 郡コード。
StateFIPS FIPS 州コード。

郵便の出力フィールド

郵便出力フィールドには、住所の詳細な郵便情報が格納されます。

注: フォワード ジオコーディングのみでサポートされます。
フィールド名 説明
AltFlag 代替/基本レコードのインジケータ。
A
Alternate
B
基本
CART 配達ルート ID。交差点マッチングには適用されません。
CheckDigit 郵便ラベルのバーコードの末尾の 1 桁のコード。
CountyStateKey USPS 都市/州キー (USPS 都市/州製品におけるロケールを一意に識別する英数字の値)。
DFLT Highrise DFLT または Rural Routes のリターン ステータスを示します。
Y
Highrise DFLTRural Routes の一方が Y を返したことを示します。
空白
Highrise DFLTRural Routes の両方が N または空白を返したことを示します。
DPBCCode 配達ポイント バーコード。
EWSMatch EWS マッチングが行われたかどうかを次のように示します。
Y
EWS データに一致したため、一致が拒否されました。
空白
入力レコードが EWS データに一致しませんでした。
Govt Flag 政府機関の建物のインジケータ。
A
市政府の建物
B
連邦政府の建物
C
州政府の建物
D
会社専用
E
市政府の建物で会社専用
F
連邦政府の建物で会社専用
G
州政府の建物で会社専用
A、B、C、E、F、および G は、代替レコードにのみ有効です (ALT_FLAG=A)。D は、ベース レコードと代替レコードの両方に有効です。
HighriseDFLT 高層レコードにマッチしたかどうかを示します。
N
高層レコードまたは通り レコードに完全一致しました。
Y
レコードに完全には一致しませんでした。USPS のデフォルト高層レコードまたは通り レコードに一致しました。入力住所が正しく完全であるかを確認してください。
空白
入力住所に該当しない (PO Box や局留めの住所など) か、一致するものが見つかりませんでした。
LotCode LOT の昇順および降順値。正規化可能な住所に対してのみ使用できます。CASS モードで実行中で、DPV を初期化していないか、出力住所が DPV で確認されていない場合は、空白です。
A
昇順
D
降順
LotNumber 4 桁の eLot 番号。正規化可能な入力住所が必要です。CASS モードで実行中で、DPV を初期化していないか、出力住所が DPV で確認されていない場合は、空白です。
MailStop 郵便物集配所を指定する語 (MSC、MS、MAILSTOP、MAIL STOP、ATTN、ATTENTION) の後に現れる住所情報を返します。
PMBDesignator PMB 指定子。
PMBNumber PMB 番号。
RuralRoutes 地方配送路のマッチ インジケータ。
N
地方配送路レコードに完全一致しました。
Y
完全に一致するレコードは見つかりませんでした。USPS のデフォルト地方配送路レコードに一致しました。入力住所が正しく完全であるかを確認してください。
空白
入力住所に該当しない (通り住所、P.O.Box、局留めの住所など) か、一致するものが見つかりませんでした。
URBName プエルトリコの都市化名。
ZipCarrtSort 許可されているカート ソートのタイプを示します。
A
自動化カート、オプションのカートのマージともに許可されています。
B
自動化カートは許可されていますが、オプションのカートのマージは許可されていません。
C
自動化カートは許可されていませんが、オプションのカートのマージは許可されています。
D
自動化カート、オプションのカートのマージともに許可されていません。
ZipClass ZIP 分類コード。
空白
標準 ZIP Code
M
軍施設の ZIP Code
P
ZIP Code は私書箱専用
U
ユニーク ZIP Code(ユニーク ZIP Code は、独自の ZIP Code を与えられるのに十分な量の郵便物がある会社、機関、または事業体に割り当てられる ZIP Code です)。
ZipFacility USPS の都市/州名の施設コードを返します。
A
Airport Mail Facility (AMF、空港の郵便施設)
B
支店
C
Community Post Office (CPO、コミュニティの郵便局)
D
Area Distribution Center (ADC、エリア流通センター)
E
Sectional Center Facility (SCF、部門センター施設)
F
Delivery Distribution Center (DDC、配達流通センター)
G
General Mail Facility (GMF、一般の郵便施設)
k
Bulk Mail Center (BMC、大口郵便センター)
M
郵便為替部門
N
非郵便コミュニティ名、以前の郵便施設、または場所名
P
郵便局
S
U
Urbanization

DPV の出力フィールド

DPV データ出力フィールドには、DPV データを使用して検出されたマッチに関する情報が格納されます。

注: フォワード ジオコーディングのみでサポートされます。
フィールド名 説明
DPVCMRA Delivery Point Validation CMRA のインジケータ。
Y
CMRA テーブルで住所が検出されたことを示します。
N
CMRA テーブルで住所が検出されなかったことを示します。
空白
DPV がロードされていません。
DPVConfirm DPV データと一致したかどうかを示します。
N
何も確認されませんでした。
Y
すべて確認済み (ZIP+4、プライマリ、およびセカンダリ)
S
ZIP+4 およびプライマリ (家番号) が確認済み。
D
ZIP+4 およびプライマリ (家番号) が確認済みで、デフォルト マッチ (HI_RISE_DFLT = Y)、セカンダリは確認されませんでした。
空白
USPS ZIP+4 データに一致しない入力住所であるか、DPV データがロードされていません。
DPVFalsePOS DPV 誤検出インジケータ。
Y
誤検出マッチがありました。
空白
誤検出マッチはありません。
DPVFootNote1 一致した DPV レコードに関する情報。
AA
ZIP+4 が一致しています。
A1
ZIP+4 が一致していません。
空白
住所がハッシュ テーブルに存在しないか、DPV データがロードされていません。
DPVFootNote2 一致した DPV レコードに関する情報。
BB
すべての DPV カテゴリが一致しています。
CC
プライマリ/家番号は DPV に一致しましたが、セカンダリ/ユニット番号は一致しませんでした (存在しますが無効です)。
M1
プライマリ/家番号が欠落しています。
M3
プライマリ/家番号が無効です。
N1
プライマリ/家番号が DPV と一致しましたが、セカンダリ番号が欠落しています。
P1
PS、RR、または HC Box 番号が欠落しています。
P3
PS、RR、または HC Box 番号が無効です。
F1
すべて軍施設住所です。
G1
すべて局留め住所です。
U1
すべて一意の ZIP Code 住所です。
空白
住所がハッシュ テーブルに存在しないか、DPV データがロードされていません。
注: ユニーク ZIP Code は、独自の ZIP Code を与えられるのに十分な量の郵便物がある会社、機関、または事業体に割り当てられる ZIP Code です。
DPVFootNote3 一致した DPV レコードに関する情報。
R1
CMRA に一致しましたが、PMB の指定がありません。
R2
CMRA に一致し、PMB が指定されています (PMB 123 または #123)。
空白
住所がハッシュ テーブルに存在しないか、DPV データがロードされていません。
DPVNoSTAT
Y
住所は、CDS 前処理に対して有効です。
N
住所は、CDS 前処理に対して有効ではありません。
空白
DPV がロードされていないか、DPV が確認されませんでした。
DPVShutdown
Y
住所は、誤検出テーブルにありました。
N
住所は、誤検出テーブルにありませんでした。
空白
住所がハッシュ テーブルに存在しないか、DPV データがロードされていません。
DPVVacant
Y
住所は空家です。
N
住所は空家ではありません。
空白
DPV がロードされていないか、DPV が確認されませんでした (したがって、空家かどうかはわかりません)。

Residential Delivery Indicator (RDI) の出力フィールド

Residential Delivery Indicator (RDI™) は、米国郵政公社 (USPS®) のデータ製品です。これにより、配達の種類が、居住用と事業用のどちらに分類されるかを特定できます。居住地に発送する場合、その郵政公社を利用して発送するとコストを削減できるとともに、通常その他の宅配業者から請求される追加料金がかからずに済みます。

注: RDI を使用するには、Delivery Point Validation (DPV) も有効になっており、米国通りデータセットが読み込まれている必要があります。

フィールド名 説明
RDIRetCode

Residential Delivery Indicator (RDI) のリターン コード

• Y = 居住用

• N = 事業用

• 空白 = RDI による処理なし

LACSLink の出力フィールド

LACSLink データ出力フィールドには、LACSLink データセットを使用して検出されたマッチに関する情報が格納されます。

注: フォワード ジオコーディングのみでサポートされます。
フィールド名 説明
LACSLinkFlag 住所に変換フラグが付けられているかどうかを示します。
L
住所に LACS 変換フラグが付けられています。
空白
住所に LACS 変換フラグは付けられていません。
LACSLinkIND LACSLink インジケータ。
Y
一致した LACSLink レコード。
N
LACSLink マッチが見つかりませんでした。
F
誤検出の LACSLink レコード。
S
LACSLink マッチを得るためにセカンダリ情報 (ユニット番号) が除去されました。
空白
LACSLink によって処理されていません。
LACSLinkRetCode LACSLink リターン コード。
A
一致した LACSLink レコード。
00
LACSLink マッチが見つかりませんでした。
09
高層のデフォルトに一致しましたが、LACSLink 変換は行われませんでした。
14
LACSLink マッチが見つかりましたが、LACSLink 変換は行われませんでした。
92
LACSLink マッチを得るためにセカンダリ情報 (ユニット番号) が除去されました。
空白
LACSLink によって処理されていません。
LACSLinkShutdown
Y
誤検出が生じ、LACSLink ライブラリがシャットダウンしました。
N
LACSLink ライブラリはシャットダウンしていないか、ロードされていません。

SuiteLink の出力フィールド

SuiteLink 出力フィールドには、SuiteLink データセットを使用して検出されたマッチに関する情報が格納されます。

注: フォワード ジオコーディングのみでサポートされます。
フィールド名 説明
SuiteLink_Ret_Code
A
SuiteLink レコードに一致しました。
00
SuiteLink に一致しませんでした。
空白
この住所は SuiteLink によって処理されていません。

短い住所の出力フィールド

短い住所出力フィールドには、一致住所の省略形要素が格納されます。

注: フォワード ジオコーディングのみでサポートされます。
フィールド名 説明
ShortAddressline 使用可能な短い通り名とその他の住所行コンポーネントで構成可能な、最短の住所行。
ShortCityName LASTLINE_SHORT に表示される出力都市名。この値は、CITY に似たロジックによって決まります。可能な限り、この都市名は 13 文字以下です。

この出力都市名は、CASS ルールによって決まります。都市/州名、都市/州名の略語、標準の最終行都市/州名のいずれかになります。

ShortLastline 住所の最終行。可能な限り、このフィールドは 29 文字以下です。
  • 13 文字の都市名
  • 2 文字 (カンマと空白)
  • 2 文字の州の略語
  • 2 文字の空白
  • 10 桁の ZIP Code
ShortStreetName 短い住所行を構成するために使用する短い通り名。

USPS が「30 Character Abbreviation - Cycle M Flow Chart」で定める処理に基づいて、この名前を略記することが試みられます。住所が 30 文字以下に短縮できなかった場合、このフィールドには、NAME フィールドが返す値と同じ通り名が含まれます。

ShortPostDirectional ADDRLINE_SHORT フィールドからの後置方位記号。
ShortPreDirectional ADDRLINE_SHORT フィールドからの前置方位記号。
ShortStreetType ADDRLINE_SHORT フィールドからの通りタイプ。

セグメントの出力フィールド

セグメント出力フィールドには、データ プロバイダによって識別される通りセグメントに関する情報が格納されます。

フィールド名 説明
LeftBlockID 通り左側からの国勢調査細分区 ID。交差点マッチングには適用されません。
RightBlockID 通り右側からの国勢調査細分区 ID。交差点マッチングには適用されません。
LeftSFXBlock Census 2010 Geography の現在の左のブロック接尾語。一致するレコードがポイントレベル データから取得されている場合、このフィールドは空白になります。
RightSFXBlock Census 2010 Geography の現在の右のブロック接尾語。一致するレコードがポイントレベル データから取得されている場合、このフィールドは空白になります。
DataType マッチを得るために使用したデータのタイプ。
0
USPS
1
TIGER
2
TomTom Streets ジオコーディング データセット
6
HERE Streets ジオコーディング データセット
7
TomTom Points ジオコーディング データセット
8
Centrus Points ジオコーディング データセット
9
補助ファイル
10
ユーザ辞書
11
HERE Points ジオコーディング データセット
12
Master Location Data
DataTypeName 候補マッチングのためのソース データ ベンダー。
HiRange 範囲内の家番号の最大値。交差点マッチングには適用されません。
HighUnit 範囲内のユニット番号の最大値。交差点マッチングには適用されません。
HiZip4 範囲内の ZIP+4 の最大値。交差点マッチングには適用されません。
IsStreetAlias 最初の文字は、以下のとおりです。
N
通常の通り マッチ
A
エイリアス マッチ (建物、エイリアス、企業名などを含む)

次の 2 文字は、以下のとおりです。

01
基本インデックス (通常の住所マッチ)
02
USPS の通り名エイリアス インデックス
03
USPS の建物インデックス
05
Statewide Intersection エイリアス (Usw.gsi、Use.gsi、または Us.gsi ファイルを使用する場合)
06
空間データの通り名エイリアス (Us_pw.gsi、Usw.gsi、Us_pe.gsi、Use.gsi、Us_ps.gsi、Usp.gsi、Us_psw.gsi、または Us_pse.gsi ファイルの使用が必要な場合)
07
代替インデックス (ZIP9.gsu、ZIP9E.gsu、および ZIP9W.gsu を使用する場合)
08
LACSLink
09
未使用
09
補助ファイルとの一致
10
Centrus Alias インデックス (usca.gsi 使用時)
11
POI インデックス (poi.gsi 使用時)
12
USPS 優先エイリアス
13
ZIPMove マッチ (us.gsz 使用時)。

us.gsz データ ファイルには、再編成された ZIP+4 コードが含まれ、都市名や金融番号が変更されています。具体的には、ZIPMove で金融エリアの変更が可能になっています。これは、入力された都市が複数の金融エリアにある場合や ZIPMove データに古い住所が含まれている場合を除き、CASS 検索では金融エリアを変更できないためです。

14
拡張中心点マッチ (us_cent.gsc または bldgcent.gsc 使用時)
LoRange 範囲内の家番号の最小値。交差点マッチングには適用されません。
LowUnit ユニット番号の最小値。交差点マッチングには適用されません。
LoZip4 この範囲内の ZIP+4 の最小値。交差点マッチングには適用されません。
NearestDistance 入力場所から一致した通り セグメント、ポイント住所、または交差点までの距離 (フィート単位)。
注: リバース ジオコーディング専用です。
StreetPostDirectional 後置方位記号。空白、N、S、E、W、NE、NW、SW、または SE。
StreetPreDirectional 前置方位記号。空白、N、S、E、W、NE、NW、SW、または SE。
QCity 州、都市、金融番号。
RangeParity 住所範囲での家番号の奇偶性を示します。
E
偶数
O
奇数
B
両方
RecType 範囲レコード タイプを表します。
A
補助ファイル
F
Firm
G
General Delivery
H
Highrise
P
郵便局/PO Box
R
Rural Route
S
Street
T
TIGER レコードと一致
U
ユーザ辞書
交差点マッチングには適用されません。
RoadClass 道路クラス コード。
0
補助道路、メイン データ ファイル
1
幹線道路、メイン データ ファイル
10
補助道路、補足ファイル
11
幹線道路、補足データ ファイル
交差点マッチングには適用されません。
SegmentHighRange セグメントに含まれる家番号の最大値。
SegmentLowRange セグメントに含まれる家番号の最小値。
SegmentDirection セグメントの方向。
F
番号は順方向です。
R
番号は逆方向です。
SegmentID プレミアム データ ベンダーからのセグメント ID (TLID) またはユニーク ID。交差点マッチングには適用されません。
SegmentParity セグメントの奇偶性。奇偶性とは、セグメントの奇数番号が通りのどちら側にあるかを示すものです。
L
通りの左側
R
通りの右側
B
通りの両側
U
不明
StreetSide 一致した住所は、通りの以下の側に面しています。
L
通りの左側。
R
通りの右側。
B
通りの両側。
U
どちら側か不明。
ここでいう左右とは、セグメントの両端とセグメントの方向 (SEGMENT_DIRECTION) を基準にしたものです。
ThoroughfareType 通りタイプ。

その他の出力フィールド

その他の出力フィールドには、マッチングに関するその他の情報が格納されます。

フィールド名 説明
AUXUserData 補助ファイルから得られるユーザ データ。補助ファイルがない場合は空白です。
CBSADivisionName Core Based Statistical Area (CBSA) 区分名。
CBSADivisionNumber Core Based Statistical Area (CBSA) 区分番号。
CBSAName 住所がある Core Based Statistical Area (CBSA) の名前。

CBSA は、大都市圏と小都市圏の両方を指す総称です。大都市圏は人口が 50,000 人以上で、小都市圏は人口が 10,000 ~ 49,999 人です。詳細については、「Metropolitan and Micropolitan Statistical Areas」セクション (米国国勢調査局 Web サイト) を参照してください。http://www.census.gov/population/www/metroareas/metroarea.html

CBSANumber Core Based Statistical Area (CBSA) 番号。
CSAName Combined Statistical Area (CSA) 名。
CSANumber Combined Statistical Area (CSA) 番号。
LAT 住所の緯度。
LON 住所の経度。
MatchedDB マッチしたレコードを表すジオコーディング データセットのインデックス。
MCDName 補助ファイルから得られた MCD (Minor Civil Division) 名。補助ファイルとの一致がない場合は空白です。
MCDNumber 補助ファイルから得られた MCD (Minor Civil Division) 番号。補助ファイルとの一致がない場合は空白です。
MetroFlag 住所がある Core Based Statistical Area (CBSA) が大都市圏か小都市圏かを示します。次のいずれかです。
Y
住所は Metropolitan Statistical Area (大都市統計圏) にあります。大都市圏の人口は 50,000 人以上です。
N
住所は大都市統計圏内にありません。小都市圏内にあります。小都市圏の人口は 10,000 ~ 49,999 人です。
空白
空白です (郡は CBSA を含みません)。
ResolvedLine 2 行にわたる住所でどちらの行が住所の解決に使用されたかを示します。