名前付きテーブルの可変属性の設定

可変性は、データ ソースからの情報がいつでも変化できることを Spectrum Spatial に対して示します。TAB、SAP HANA、JDBC ベース (Oracle、SQL Server、PostGIS) の名前付きテーブルに対するデフォルト値は true に設定されています。これは、クエリや挿入のようなデータ アクセス操作のたびに、Spectrum Spatial がそのデータ ソースをチェックして、テーブルが可変かどうか、可変の場合はデータが変化したかどうかを確認します。データが変化している場合、データ アクセス操作を続行する前に、キャッシュはフラッシュされ、テーブルは再ロードされます。テーブルが変化していない場合、クエリやその他の操作はキャッシュ内のデータに対して実行されます。各データ ソースに変化を引き起こす要因の詳細については、『Spectrum Spatial ガイド』の「リソースおよびデータ」セクションの「サポートされるデータ ソース」を参照してください。

Map Uploader を使用して MapInfo Professional からアップロードされた名前付きテーブルは、可変性が有効になります (true に設定されます)。Spatial Manager によって作成されたすべての名前付きテーブルについても、可変性は有効です。リポジトリ内の古い名前付きテーブルは可変であると見なされますが、Spatial Manager のテーブルの詳細ページに表示される場合にはこの情報が示されません。

変更しないテーブルに対してしか、可変性を無効にしてはいけません。例えば、可変 TAB ファイルからタイルを生成する操作は、非常に時間がかかります。PostGIS を使用する場合は、可変性を無効にして Spatial Manager での接続エラーの発生を避けることも検討するとよいでしょう (例えば、テーブルの詳細ページでサンプル行を表示する場合)。

可変性は、Spatial Manager のテーブルの詳細ページで無効にできます。Spatial Manager での名前付きテーブルの作成と変更については、『Spectrum Spatial ガイド』の「ユーティリティ」セクションを参照してください。

既存の名前付きテーブルの可変性設定を変更したり、それまで false に設定されていた (つまり可変性が無効だった) データベース テーブルに基づいて新しい名前付きテーブルを作成したりしたときには、サーバーを再起動する必要があります。

注: テキスト エディタ内でのこの値の変更、または WebDAV を介してアクセスした名前付きテーブル定義の手動編集には、Named Resource Service の updateNamedResource 操作を使用しないでください。