この手順は、Spectrum™ Technology Platform を Linux サービスとして実行する方法を説明しています。
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提供されている pbspectrum スクリプト (PBSpectrum スクリプト にあります) を変更します。
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5 行目の chkconfig パラメータを変更します。 デフォルトでは、このパラメータは次のようになっています。
# chkconfig: 35 90 10
1 番目の値 (35) はランレベルです。 詳細については、'man init' を使用してください。
2 番目の値 (90) は起動の優先順位です。
3 番目の値 (10) は停止の優先順位です。
起動と停止の優先順位は、依存関係にあるサービスに応じて設定します。 例えば、同じコンピュータで実行される Oracle サーバーを Spectrum™ Technology Platform で使用する場合、Spectrum™ Technology Platform の起動の優先順位を Oracle サービスより低く、停止の優先順位を Oracle サービスより高くする必要があります。 詳細については、'man chkconfig' を使用してください。
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11 行目の SPECTRUM_ROOT 変数を Spectrum™ Technology Platform のインストール ディレクトリに変更します。
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SUSE Linux を使用している場合は、デフォルトの優先ユーザを
su
から runuser
に変更する必要があります。
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変更した pbspectrum スクリプトを、RedHat Linux の場合は /etc/rc.d/init.d に、Suse Linux の場合は /etc/init.d にコピーします。
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pbspectrum スクリプトのモードを実行可能に変更します。 RedHat Linux の場合は /etc/rc.d/init.d、Suse Linux の場合は /etc/init.d です。
cd /etc/init.d
使用する Linux のバージョンによっては cd /etc/rc.d/init.d
の場合もあります。
実行 chmod +x pbspectrum
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実行
chkconfig --add pbspectrum
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コンピュータを再起動してスクリプトの動作を確認します。 シェルから再起動するには、
shutdown -r now
を使用します。
完了後は、次の操作も利用できます。
service pbspectrum start
Spatial Server の起動
service pbspectrum stop
Spatial Server の停止
service pbspectrum restart
Spatial Server の再起動
注: 提供されているスクリプトで実行される 'ulimit -n 8192' コマンドは、Linux でオープン ファイルの数を増加させるために必要なコマンドです。