Universal Name モジュール データベースのインストール

Universal Name モジュールには、データベースをインストールするためのロード ユーティリティがあります。ロードするデータベース ファイルは、ライセンスが供与されているデータベースによって異なります。

  1. プロファイルに Oracle 環境変数が設定されている場合、それらの環境変数が DVD からデータベースをロードするプロセスに干渉する場合があります。データベースのロードに問題が生じ、Oracle を使用している場合は、DVD からデータベースをロードする際に、Oracle 環境変数が有効になっていないことを確認してください。
  2. Spectrum™ Technology Platform が停止していることを確認してください。Spectrum™ Technology Platform を停止するには、bin のインストール場所の Spectrum™ Technology Platform ディレクトリに作業ディレクトリを変更し、次のコマンドを入力します。
    ./server.stop
  3. データベース DVD を挿入するか、www.g1.com/support からデータベースをダウンロードします。
    注: テクニカル サポート Web サイトからダウンロードする場合、データベースは zip ファイルとしてダウンロードされます。インストールを開始する前に、データベースを解凍してください。
  4. DVD からインストールする際に、システムが自動的にマウントしない場合は、DVD デバイスがファイル システムであることを示すために、適切な mount コマンドを実行します。

    必要に応じて、/etc/filesystem コマンドを実行し、このファイル システムが認識されるようにします。お使いのシステム上の DVD デバイスに対する正しいデバイス名を指定します。

    注: ISO 9660 フォーマットで作成されている DVD は、システム上でファイル システムとしてマウントできるはずです。
  5. 作業ディレクトリを、Spectrum™ Technology Platformbin のインストール場所のディレクトリに変更します。
  6. 次のコマンドを入力することにより、環境を設定するための "setup" bourne シェル スクリプトのソースを指定します。
    . ./setup
  7. 次のコマンドを入力することにより、データベースをインストールするためのスクリプトを実行します。
    ./installdb_cdq
  8. 画面の指示に従い、スクリプトによる環境とデータベースの場所の確認を行います。
    注: データベースをネットワーク共有上にインストールすることは可能ですが、ローカルではなくネットワークを介してデータベースにアクセスすることになるため、パフォーマンスに影響が生じます。
  9. ファイル <SpectrumDirectory>/server/bin/wrapper/wrapper.conf をテキスト エディタで開きます。
  10. Arabic Plus Pack と Asian Plus Pack に必要なメモリ容量に対応するために、Java の初期ヒープ サイズ (wrapper.java.initmemory) と最大ヒープ サイズ (wrapper.java.maxmemory) の設定値を増やします。
    • Arabic Plus Pack: 5.5 GB
    • Asian Plus Pack - 中国: 32 MB
    • Asian Plus Pack - 日本: 1.6 GB
    • Asian Plus Pack - 韓国: 8 MB
    • Core Names: 1.1 GB
  11. wrapper.conf を保存し、閉じます。
  12. Spectrum™ Technology Platform のインストール場所の bin ディレクトリに作業ディレクトリを変更し、次のコマンドを入力することによって、Spectrum™ Technology Platform を起動します。
    ./server.start