Enterprise Geocoding データベース
国際ジオコーディング データベースには、米国以外の住所に対してジオコーディングとリバースジオコーディングを実行するために必要なデータが含まれています。各国には専用のデータベースがあり、一部の国にはジオコーディングを強化するためのオプションのデータベースが提供されています。
国際ジオコーディング データベースをインストールするには、以下の要件を満たす必要があります。
- Java 8 がインストールされている必要があります。
- 環境変数 JAVA_HOME に、JDK 1.8 のインストール場所を設定する必要があります。
SPD ファイルは次の場所に自動的に抽出されます。
SpectrumLocation/server/app/repository/datastorage
datastorage フォルダに抽出されデータベースは、インストールされ、Management Console または管理ユーティリティを使用してデータベース リソースとして定義できます。これらのツールの詳細については、『管理ガイド』を参照してください。
必要に応じて、Spectrum データベースのインストール処理を次のように変更できます。
- データをインポートするディレクトリの場所を変更するには、<SpectrumLocation>/server/app/conf/dataimportdirectories.properties ファイルの platform プロパティを変更します。
- データを格納するフォルダの場所を変更するには、<SpectrumLocation>/server/app/conf/spectrum-container.properties ファイルの Data Manager 設定セクションにある spectrum.data.manager.storage.directory プロパティを変更します。ストレージ フォルダは、Spectrum のアンインストール時に削除されないよう、Spectrum の外側に作成することを検討してください。
- デフォルトでは、SPD ファイルの展開後や Spectrum のアンインストール時に SPD ファイルは削除されます。ただし、<SpectrumLocation>/server/app/conf/spectrum-container.properties ファイルの Data Manager 設定セクションにある spectrum.data.manager.archive.data プロパティを "true" に設定することによって、SPD ファイルをアーカイブすることができます。
- プロパティ ファイルを変更した場合は、Spectrum サーバーを停止して再起動する必要があります。
AUS G-NAF
Australia Geocoded National Address File (G-NAF) をインストールした場合は、Management Console で、同じデータベース リソース内にありながら個別のバスとして GNAF123 および GNAF456 を指定する必要があります。GNAF123 には、ポイントレベルの辞書が含まれます。これは、最高精度のジオコーディング (信頼レベル 1、2、または 3) です。GNAF456 には、高精度のジオコーディング基準を満たさない G-NAF の残りの住所情報 (信頼レベル 4、5、または 6 に相当) が含まれます。住所が存在するかどうかの確認には両方のデータベースを使用し、小区画レベルのジオコーディングには GNAF123 のみを使用することを推奨します。小区画レベルのジオコーディングが必要でない場合は、GNAF456 をジオコーディングに使用できます。