Master Location Data を使用した ZIP セントロイドの戻り

ZIP セントロイドの戻りは、Geocode US Address ステージで Master Location Data (MLD) にマッチングする場合にオプションで取得できます。高品質の場所情報がない住所の場合、このオプションにより pbKeyTM unique identifier を利用できるようになります。この識別子により、GeoEnrichment データを使用して追加の住所情報を解読できるだけでなく、運用処理の効率化を実現します。ジオコーディングにおいて、住所の対象範囲を最大化できるとともに正確性を確保できます。これらの住所を包括することにより、一致率を高め、一致の誤検出率を低下させます。また、US の既知の住所すべてに、pbKeyTM unique identifier を利用可能にします。

ZIP セントロイドを返すために、次のファイルをデータベース リソースとして追加する必要があります。
  • Master Location Data
  • zipsmld.gsd - ZIP セントロイドを含む新しいファイルです。
ZIP セントロイドを返すようにするには、次の手順を実行します。
  1. 以下に示すディレクトリに移動します。SpectrumDirectory は、Spectrum™ Technology Platform サーバーをインストールしたディレクトリを示しています。
    • Windows の場合: \SpectrumDirectory\server\modules\geostan\
    • UNIX/Linux の場合: /SpectrumDirectory/server/modules/geostan/
  2. テキスト エディタを使用して、ファイル java.properties を開きます。
  3. Return pbKey Zip Centroids プロパティの行に移動します。
  4. egm.us.return.pbkey.zip.centroids=true となるように設定します。デフォルトでは、このプロパティは無効 (false) です。
  5. Spectrum サーバーを再起動します。
  6. セントロイドの優先設定で ZIP セントロイドの戻りを有効にします。リソースへの要求内で次のように設定します。CentroidPreference=AddressUnavailable