ソースとしてのサブフローの使用

サブフローをデータフロー内の最初のステージとして使用し、ソースからデータを読み込んだり、データに対して何らかの処理を実行してから親データフローに渡すこともできます。複数のデータフローで再利用できるように設定されている単一のソースステージのように単純なサブフローを作成したり、データを読み込んで何らかの方法で処理してから親データフローに渡す複雑なサブフローを作成することができます。

Enterprise Designer で、[ファイル] > [新規作成] > [データフロー] > [サブフロー] を選択します。
適切なデータソースをパレットからキャンバス上にドラッグして、設定します。

例えば、サブフローでカンマ区切りファイルからデータを読み込みたい場合、Read from File ステージをキャンバス上にドラッグします。
サブフローで、何らかの方法でデータを処理してから親データフローに渡したい場合は、目的の処理を実行するために必要なその他のステージを追加します。
データフローの終わりに Output ステージを追加し、設定します。

これにより、サブフローからのデータが親データフローに送信されます。

例えば、ファイルからデータを読み込み、Transformer ステージを使用して空白をトリムし、フィールドの大文字と小文字の区別を正規化するサブフローを作成した場合、サブフローは次のようになります。
Output ステージをダブルクリックし、親データフローに渡したいフィールドを選択します。
[ファイル] > [保存] を選択し、サブフローを保存します。
[ファイル] > [エクスポーズ] を選択して、サブフローをデータフロー内に含めて使用できるようにします。
サブフローを含めるデータフロー内で、サブフローをパレットからキャンバス上にドラッグします。
サブフローを目的のデータフローステージに接続します。

注: サブフローには Input ステージではなくソースステージが含まれているため、サブフローアイコンには出力ポートしかありません。これは、データフロー内のソースとしてのみ使用できます。

親データフローが、入力として作成したサブフローを使用するようになりました。例えば、"Read from File and Transform" というサブフローを作成し、追加して、Broadcaster ステージに接続する場合、データフローは次のようになります。