変数を使用したファイルの参照

プロセス フローの変数は、プロセス フローの複数のアクティビティで同じファイルを参照する場合に便利です。変数を使用して、ある場所にあるファイルを定義し、そのファイルを参照する必要がある下流のアクティビティすべてでその変数を参照することができます。ファイルが変更された場合は、下流のアクティビティすべてを変更することなく、変数定義を変更することができます。

ジョブ アクティビティをプロセス フローに追加すると、データフロー内のソースおよびシンクごとに、変数が自動的に作成されます。ジョブのソースまたは シンクで定義されていないファイルをプロセス フローで使用したい場合は、変数を作成することができます。

プログラムの実行アクティビティを追加する場合、デフォルトでは変数は作成されません。プログラムの実行アクティビティで変数を使用する場合は、変数を作成する必要があります。

この手順では、ジョブ アクティビティまたはプログラムの実行アクティビティに変数を作成する方法を説明します。

  1. Enterprise Designer でプロセス フローを開きます。
  2. 変数を定義するジョブ アクティビティまたはプログラムの実行アクティビティをダブルクリックします。
    注: 変数は、その変数を定義するアクティビティ以降のアクティビティで参照できます。したがって、変数を使用するアクティビティより前のアクティビティで変数を定義してください。
  3. [変数] タブをクリックします。
  4. 変数を作成します。
    オプション 説明

    入力ファイルの変数を作成する場合

    [入力] の横にある [追加] をクリックします。[名前] フィールドに、変数の名前を入力します。下流のアクティビティはこの名前を参照します。[場所] フィールドで、次のいずれかを選択します。

    ジョブで指定されているファイルを使用する
    ジョブのソース ステージで定義されているファイルを使用するには、このオプションを選択します。このオプションは、ジョブ アクティビティ用の変数を定義する場合にのみ使用できます。
    サーバー上のファイルを参照する
    この変数に割り当てるファイルを選択する場合に選択します。
    上流のアクティビティのファイルを参照する
    上流のステージから既存の変数に割り当てられているファイルを使用する場合に選択します。
    出力ファイルの変数を作成する場合

    [入力] の横にある [追加] をクリックします。[名前] フィールドに、変数の名前を入力します。下流のアクティビティはこの名前を参照します。[場所] フィールドで、次のいずれかを選択します。

    サーバー上のファイルを参照する
    この変数に割り当てるファイルを選択する場合に選択します。
    サーバーが管理する一時ファイル
    必要に応じて自動的に作成および削除される一時ファイルを参照する場合に選択します。このオプションは、ファイルがプロセス フローの中間ステップとしてのみ使用され、プロセス フローが完了した後では必要ない場合に便利です。
  5. [OK] をクリックして [変数の追加] ウィンドウを閉じます。
  6. [OK] をクリックしてアクティビティ オプション ウィンドウを閉じます。
  7. 下流のアクティビティで変数を参照するには
    1. 変数を参照するアクティビティをダブルクリックします。
    2. 変数を参照する入力ステージを選択し、[変更] をクリックします。
    3. [場所] フィールドで、Reference an upstream activity's file... を選択します。