Windows 版と Web 版の Management Console の比較

Management Console は、Spectrum™ Technology Platformを管理するためのツールです。バージョン 11.0 以降の Management Console は、Windows クライアントとして使えなくなりました。過去のリリースに含まれていた Windows バージョンの Management Console をお使いだった場合は、Web ブラウザ バージョンを使う前に以下の注意事項に目を通してください。

モジュール

Windows クライアントでは、[モジュール] セクションに、サービスのデフォルト設定や、データベース リソースなどのモジュール固有ツールの設定がありました。

Web バージョンの Management Console は、2 つの場所でモジュールへのアクセスを提供します。モジュール サービスには、[サービス] メニューからアクセスできます。

データベース リソースやその他のモジュール ツールは、[リソース] メニューの下にあります。

実行 - ファイル モニターとスケジューリング

Windows クライアントでは、ファイル モニターとスケジューリングの機能が [実行] の下の個別のセクションにあります。

ブラウザ版の Management Console では、これらの設定が [フロー] > [スケジュール] の下にまとめられています。これによって、ジョブとプロセス フローの全体像を 1 箇所で把握することができます。

実行 - 履歴

Windows クライアントの [履歴] セクションには、実行されたジョブとプロセス フローの一覧が表示されていました。実行履歴には、データフローとプロセス フローの実行日時、正しく実行されたかどうか、処理されたレコードの数などの情報が表示されます。

ブラウザ版の Management Console では、[フロー] > [履歴] の下で実行履歴を参照できます。

実行 - オプション

Windows 版の Management Console では、形式に誤りのあるレコード、レポート、ソート パフォーマンス、データ タイプ変換の処理を制御するためのオプションは、4 つの異なるセクションにあります。

ブラウザ版の Management Console では、これらの設定が [フロー] > [デフォルト] の下にまとめられています。

リソース - 接続、ファイル サーバー、および JDBC ドライバ

Windows 版の Management Console では、データベース接続、ファイル サーバー接続、JDBC ドライバの設定は、[リソース] の下の個別のセクションにありました。

ブラウザ版の Management Console では、これらの設定が [リソース] > [データ ソース] の下にまとめられています。

リソース - 外部の Web サービス

Windows 版の Management Console では、外部 Web サービスの設定が [リソース] ノードの下にあります。

ブラウザ版の Management Console では、外部の Web サービスは、[リソース] > [外部の Web サービス] の下にあります。

リソース - サーバー ディレクトリ アクセス

Windows 版の Management Console では、サーバー上のディレクトリへのアクセスを制限するための設定が [リソース] ノードの下にあります。

ブラウザ版の Management Console では、これらの設定が [システム] > [セキュリティ] の下にあります。

システム - ライセンスと有効期限

Windows 版の Management Console では、ライセンスとその有効期限の情報が [システム] の下の [ライセンスと有効期限] セクションにあります。

ブラウザ版の Management Console では、この情報が [システム] > [ライセンスと有効期限] の下にあります。

システム - 通知

Windows 版の Management Console では、電子メール通知を制御するための設定が [システム] の下にあります。

ブラウザ版の Management Console では、これらの設定が 2 つの異なる場所にあります。SMTP サーバーの設定は、[システム] > [メール サーバー] の下にあります。

受信を希望する有効期限通知と通知の受信者を指定するための設定は、[システム] > [ライセンスと有効期限] > [通知の設定] の下にあります。

システム - リモート サーバー

Windows 版の Management Console では、リモート サーバーの設定が [システム] セクションの下にあります。

ブラウザ版の Management Console では、これらの設定が [リソース] > [リモート サーバー] の下にあります。

システム - バージョン情報

Windows 版の Management Console では、バージョン情報は [システム] ノードの下にあります。

ブラウザ版の Management Console では、バージョン情報は [システム] > [バージョン] の下にあります。

イベント ログ

Windows 版の Management Console では、[イベント ログ] ノードの下で各サービスのログ レベルを設定し、イベント ログを表示することができます。

ブラウザ版の Management Console では、[システム] > [ログ] でサービスのログ レベルを設定できます。また、システム ログ (別名 wrapper.log) をダウンロードし、監査ログを参照することもできます。

セキュリティ

Windows 版の Management Console では、ユーザ、役割、セキュア エンティティ オーバーライドの設定は [セキュリティ] ノードにあります。

ブラウザ版の Management Console では、[オプション]、[役割]、[ユーザ] の設定が [システム] > [セキュリティ] の下にあります。セキュア エンティティ オーバーライドは現在、ブラウザでは設定できません。

注: Windows クライアントでは、ユーザにエンティティの変更を許可する権限を「変更」と呼びますが、Web ブラウザ版ではこれを「編集」と呼びます。

トランザクション履歴

Windows 版の Management Console では、トランザクション レポートとその設定は、[トランザクション履歴] の下にあります。

ブラウザ版の Management Console では、トランザクション履歴は [フロー] > [履歴] の下にあります。