service loglevel set

service loglevel set コマンドは、サービス ログに含まれる詳細レベルを指定します。

デフォルトのログ レベルや、システム上の各サービスのログ レベルを指定することができます。ログ レベルを変更しても、変更前に作成されたログ エントリにはその変更は反映されません。

使用方法

service loglevel set --sServiceName --l LogLevel
必須 引数 説明
はい --s ServiceName ログ レベルを設定するサービスの名前を指定します。
はい --l LogLevel サービスのログ レベルを指定します。ここで、LogLevel は次のいずれかです。
Default
サービスでは、システム デフォルトのログ レベルが使用されます。 システム ログ レベルは、systemloglevel set コマンドを使用して設定できます。
Disabled
すべてのイベント ログを無効にします。
Fatal
最小限のログです。致命的なエラーのみがログに記録されます。致命的なエラーとは、システムを使用不可能にするエラーのことです。
Error
エラーと致命的なエラーがログに記録されます。エラーとは、システムの一部が使用不可能になる単発的な問題を指します。例えば、1 つのサービスが機能しなくなる問題によってエラーが生成されます。
Warn
イベント警告、エラー、致命的なエラーがログに記録されます。警告とは、システムの動作を停止させることのない問題を指します。例えば、パラメータに無効な値が設定されているサービスをロードすると、警告が発行され、デフォルトのパラメータが使用されます。サービスの使用時に、結果は返ってきたが問題が存在するという場合に、警告がログに記録されます。
Info
抽象度の高いシステム情報がログに記録されます。これは、実稼働に適した最も詳細なログ レベルです。通常、情報イベントは、起動や初期化の際に発生し、バージョン情報やロードされたサービスなどの情報を提供します。
Debug
システムの問題のデバッグ時に適した、非常に詳細なログ レベルです。
Trace
プログラムの実行 (メソッドの開始と終了) をトレースする、最も詳細なログ レベルです。デバッグに使用する詳細なプログラム フロー情報を提供します。

各ログ レベルは、1 つ上のログ レベルの内容を含みます。つまり、警告ログ レベルが選択されている場合、エラーと致命的なエラーも記録されます。情報ログ レベルが選択されている場合は、情報メッセージ、警告、エラー、および致命的なエラーが記録されます。

注: 最も詳細なログ レベルを選択すると、システムのパフォーマンスに影響が生じる恐れがあります。したがって、必要なログ要件を満たす最小レベルの設定を選択する必要があります。

この例では、ValidateAddress のログ レベルを Warn に設定します。

service loglevel set --s ValidateAddress --l Warn