job execute

job executeコマンドは、1 つ以上のジョブを実行します。ジョブの実行後、ジョブ名とジョブ ID が次の形式で返されます。

<JobName=JobID>

使用方法

job execute --jJobNames--fJobPropertyFile--iPollInterval--dReportDelimiter--nNotificationEmails--oOptionPropertyFile--rReportTrueOrFalse--tTimeout--wWaitTrueOrFalse--lFileOverrides--vVerboseTrueOrFalse
必須 引数 説明
はい --j JobNames 実行する 1 つ以上のジョブの名前を指定します。複数のジョブを指定する場合は、それぞれのジョブをカンマで区切ってください。ジョブがリストの順番に実行されます。ジョブ名にスペースが含まれる場合は、名前を引用符で囲みます。
ヒント: 使用するデータフローの名前が正確にわからない場合は、dataflow list コマンドを使用してデータフロー名のリストを取得できます。
いいえ --f JobPropertyFile ジョブ プロパティ ファイルへのパスを指定します。ジョブ プロパティ ファイルには、ジョブの実行を制御する引数が含まれています。詳細については、ジョブ プロパティ ファイルの使用を参照してください。
いいえ --i PollInterval --wtrue に設定した場合、完了したジョブを確認する間隔をこのオプションで秒単位で指定します。デフォルトは 5 です。
いいえ --d ReportDelimiter --w true または --r true も指定した場合、レポート出力で使用する区切り文字を設定します。デフォルトは、パイプ記号 ( | ) です。
いいえ --n NotificationEmails 電子メール アドレスを 1 つ以上指定します。このメール アドレスによって、Management Console で設定されている、ジョブのステータスに関する通知を受信します。各電子メールアドレスの区切りにはカンマを使用します。
いいえ --o OptionPropertyFile

データフロー オプション プロパティ ファイルへのパスを指定します。データフロー オプション プロパティ ファイルは、データフローのステージのオプションを設定するために使います。プロパティ ファイルを使用してデータフロー オプションを設定するには、実行時にステージ オプションをエクスポーズするようにデータフローを設定する必要があります。詳細については、「 データフロー実行時オプションの追加」を参照してください。

例えば、Assign GeoTAX Info ステージを含むデータフローのデータフロー オプション プロパティ ファイルは、次のようなものになります。

OutputCasing=U
UseStreetLevelMatching=N
TaxKey=T
Database.GTX=gsl
いいえ --r ReportTrueOrFalse ジョブについての詳細レポートを返すには、true を指定します。このオプションは、--w true も指定している場合にのみ機能します。レポートには、次の情報が含まれます。
  • 位置 1 — ジョブの名前
  • 位置 2 — ジョブ プロセス ID
  • 位置 3 — ステータス
  • 位置 4 — 開始日時 (MM/DD/YYYY HH:MM:SS)
  • 位置 5 — 終了日時 (MM/DD/YYYY HH:MM:SS)
  • 位置 6 — 成功したレコードの数
  • 位置 7 — 失敗したレコードの数
  • 位置 8 — 形式に誤りのあるレコードの数
  • 位置 9 — 現在未使用

例を次に示します。

MySimpleJob|4|succeeded|04/09/2010 14:50:47|04/09/2010 14:50:47|100|0|0|

情報は、--d 引数で指定された区切り文字で区切られて出力されます。

いいえ --t Timeout 同期モードのタイムアウト値を秒単位で設定します。デフォルト値は 3600 です。
いいえ --w WaitTrueOrFalse 同期モードでジョブを 1 つずつ実行するには、true を指定します。すべてのジョブを同時に実行するには false を指定します。デフォルトは false です。
いいえ --l FileOverrides 入力/出力ファイルおよびファイル形式をオーバーライドします。詳細については、ジョブ ファイルのオーバーライドファイル形式のオーバーライドを参照してください。
いいえ --v VerboseTrueOrFalse ジョブを実行するために使用する引数に関する情報と、ジョブ実行に関するその他の詳細情報を返すには、true を指定します。

この例では、Example1 というジョブを実行します。カンマ区切りレポートが返されます。--w true を指定しているのは、実行中のジョブが 1 つだけでもレポートを返すように要求するためです。Read From File ステージで指定されている入力ファイルは、このステージで指定されているファイルから、CandidateHomes2.csvという名前の別のファイルに変更されます。詳細な出力も返されます。

job execute --j Example1 --w true --d "," --r true --l "Read from File"="file://e:/SampleDataflows/DataFiles/DataFiles/CandidateHomes2.csv" --v true