ermdb import

注: 管理ユーティリティをインストールして実行する手順については、「管理ユーティリティを使用する前に」を参照してください。
ermdb import コマンドでは、ルーティング データベース設定を含むファイルをインポートして、データベース リソースをサーバー上に作成できます。インポート ファイルを作成するか、ermdb export コマンドで作成したファイルを使用できます。このコマンドを使うには、Enterprise Routing モジュールがインストールされている必要があります。

インポート ファイルの形式は以下のとおりです。

[ { "product": "Spatial", "module": "routing", "name": "US", "maxActive": 4, "properties": { "DatasetPaths": "E:/ERM-US/2014.09/driving/northeast" } } ]

ここで、productmodule はそれぞれ Spatial と routing でなければなりません。name はデータベース名、maxActive はこのデータベースで処理する同時リクエストの最大数 (またはプール サイズ)、DatasetPaths はデータベース リソースのデータ セットへのパスです。

1 つのインポート ファイルに複数のデータベースを追加できます (上の例をコピーします)。また、各データベース リソースに対して複数のデータセットをセミコロンで区切って追加できます。

注: インポート ファイルで UTF-8 文字を指定するには、CLI コマンド プロンプトの起動時に、値 UTF-8 を設定した JVM パラメータ file.encoding を追加する必要があります。例えば、-Dfile.encoding=UTF-8 とします。

使用方法

ermdb import --file file_name
注: パラメータのリストを表示するには、“help ermdb import” と入力します。
必須 引数 説明
はい --file or --f file_name

インポート ファイルのディレクトリと名前を指定します。

この例では、それぞれ複数のデータセットで構成される、US1 と US2 という 2 つのデータベースをインポートします。

ermdb import --file E:/ERM-US/export/ermDbResource.txt

入力ファイルは次のように定義されています。

[ { "product": "Spatial", "module": "routing", "name": "US1", "maxActive": 4, "properties": { "DatasetPaths": "E:/ERM-US/2014.09/driving/northeast;E:/ERM-US/2014.09/driving/south" } }, { "product": "Spatial", "module": "routing", "name": "US2", "maxActive": 4, "properties": { "DatasetPaths": "E:/ERM-US/2014.09/driving/northwest;E:/ERM-US/2014.09/driving/central" } } ]