住所ポイント補間にユーザ辞書を使用する
ユーザ辞書を作成するプロセスで重要な作業は、ソース データからマッピングするフィールドを指定することです。データ フィールドには、大きく分けて必須とオプションの 2 種類があります。
オプションのフィールドには、住所ポイント補間機能に影響するものがあります。[Left Odd/Even Indicator] フィールドと [Right Odd/Even Indicator] フィールドの 2 つです。これらに情報が設定されていない場合、住所ポイント補間の結果は精度が低下します。
MapInfo Pro を使用して取得したソース データには、上記のフィールドが設定されないことに注意してください。[Left Odd/Even Indicator] フィールドと [Right Odd/Even Indicator] フィールドを追加し、これらに値を設定するクエリを作成して、ソースTAB ファイルを変更する必要があります。他の製品から取得されたソース データや、独自に作成したデータにも同様の対処を考慮する必要があります。
[Left Odd/Even Indicator] フィールドと [Right Odd/Even Indicator] フィールドをソースTAB ファイルに追加するには、追加した後で一連の SQL 更新クエリを実行して情報を設定する必要があります。これらのフィールドには、O(奇数)、E (偶数)、またはB (両方) のいずれかを設定します。これらのフィールドは、次の手順で追加します。
- 1 文字の列を 2 つ、TABファイルに追加します。それぞれの列に名前 (Ind_Right 、Ind_Left など) を付けます。
- 次のように更新を実行して各フィールドを設定します。
- Update <tablename>.SetInd_Left="E",Ind_Right="O".Where From_Left mod 2=0AND To_Left mod 2=0
- Update <tablename>.Set Ind_Left="O",Ind_Right="E".Where From_Left mod 2=1AND To_Left mod 2=1
- Update <tablename>.SetInd_Left="B",Ind_Right="B".Where From_Left=""AND To_Left=""
注: このクエリの使用例は、説明のため簡略化して表記しています。実際のクエリはもっと複雑な表記にする必要があります。