パース済み入力

出力には、パース済み形式で入力住所を含めることができます。このようなタイプの出力は、"パース済み入力" と呼ばれます。パース済み入力フィールドには、ValidateAddress が住所の妥当性を検証したかどうかにかかわらず、入力として使用される住所データが含まれます。パース済み入力は、住所の妥当性を検証できた場合にパース済み住所要素に妥当性が検証された住所が含まれ、オプションで、住所の妥当性が検証できなかった場合には入力データが含まれるという点で、"パース済み住所要素" 出力と異なります。パース済み入力には、ValidateAddress が住所の妥当性を検証したかどうかにかかわらず、常に入力住所が含まれます。

パース済み入力フィールドを出力に含めるには、OutputRecordType = I を設定します

表 1. パース済み入力

columnName

説明

ApartmentLabel.Input

アパート指定子 (STE や APT など)。例: 123 E Main St APT 3

ApartmentNumber.Input

アパート番号。例: 123 E Main St APT 3

City.Input

妥当性が確認された都市名

Country.Input

国。フォーマットは、OutputCountryFormat で選択したものになります。

  • ISO コード
  • UPU コード
  • 英語

County.Input*

国における最小の地理的データ要素。例: 米国の郡

FirmName.Input

妥当性が確認された企業名

HouseNumber.Input

家番号 1。例: 123 E Main St Apt 3

LeadingDirectional.Input

接頭方向指示。例: 123 E Main St Apt 3

POBox.Input

私書箱番号。住所が地方配送路住所である場合は、地方配送路の私書箱番号がここに表示されます。

PostalCode.Input

妥当性が検証された郵便番号。米国住所に対しては、ZIP Code と呼びます。

Principality.Input *

国における最大の地理的データ要素

StateProvince.Input

妥当性が確認された州または省の名前

StreetAlias.Input

ストリート名のエリアス。通常は、ストリート上の特定の範囲の住所のみに対して使用されます。ストリート名のエイリアスを出力に使用しないと指定した場合は、ストリートにエイリアス名があるかどうかにかかわらず、出力ではストリートの "基本" 名が使用されます。基本名とは、ストリート全体に適用される名称です。例えば、StreetName が “N MAIN ST” の場合、StreetAlias フィールドには “MAIN” が含まれ、StreetSuffix フィールドには大ストリートタイプである "ST" が返されます。

StreetName.Input

ストリート名。例: 123 E Main St Apt 3

StreetSuffix.Input

ストリート接尾語。例: 123 E Main St Apt 3

Subcity.Input*

[Locality] フィールドの内容に依存する、より小さな居留区データ要素。例: トルコ人居留区

Substreet.Input*

国における従属ストリートまたはブロック データ要素。例: 英国の従属ストリート

TrailingDirectional.Input

接尾方向指示。例: 123 Pennsylvania Ave NW

*これはサブフィールドであり、データを含まない場合があります。