国際住所オプション

米国とカナダ以外の住所は "国際" 住所と呼ばれます。以下に、国際住所の処理をコントロールするオプションについて説明します。

オプション名

説明

PerformInternationalProcessing

国際住所 (米国およびカナダ以外の住所) を処理するかどうかを指定します。国際住所処理を有効にした場合、ValidateAddress は国際住所の妥当性を確認します。国際住所処理を無効にした場合、Statusフィールドに "F" が設定され国際住所は失敗します。出力フィールド Status.Code は、"DisabledCoder" となります。国際住所処理のライセンスを取得していない場合は、ジョブに国際住所が含まれるか否かにかかわらず、国際住所処理を無効にしなければ、ジョブを正常に実行することはできません。

注: 国際住所を正常に処理するには、国際住所処理の有効なライセンスを取得する必要があります。国際住所処理のライセンスを取得していないか、ライセンスの期限が切れているにもかかわらず、国際住所処理を有効にすると、エラーとなります。
N
国際住所を処理しません。
Y
国際住所を処理します (デフォルト)。

Database.International

国際住所の妥当性の確認に使用するデータベースを指定します。国際住所検証用のデータベースを指定するには、[データベース] ドロップダウン リストからデータベースを選択します。Management Console の [国際データベース リソース] パネルで定義されたデータベースのみが使用可能です。

InternationalCityStreetSearching

デフォルトでは、ValidateAddress は、住所マッチングの精度とパフォーマンスのバランスをうまくとります。 マッチング精度を犠牲にしてパフォーマンスを向上させる場合は、InternationalCityStreetSearching オプションを使用して、処理速度を上げます。これを実行すると、精度はやや低下します。このオプションは、米国およびカナダ以外の住所のパフォーマンスのみを制御します。この設定が影響を与えるレコードの割合は少なく、大部分が英国の住所です。米国およびカナダ住所処理のパフォーマンスは制御できません。

GetCandidateAddresses を使用した場合に GetCandidateAddresses が返す候補住所は、国際住所のパフォーマンス チューニング オプションを 100 以外の任意の値に設定した場合に ValidateAddress が返す複数マッチと異なることがあります。

パフォーマンスを制御するには、0 ~ 100 の値を指定してください。100 を設定すると精度が最大化し、0 を設定すると速度が最大化します。デフォルト値は 100 です。

AddressLineSearchOnFail

このオプションにより、ValidateAddress において、City、StateProvince、および PostalCode の各入力フィールドの値を使用して住所にマッチする結果が得られなかった場合に、AddressLine 入力フィールドで都市、州/省、郵便番号、および国を検索することができます。

入力住所において、AddressLine フィールドに都市、州/省、および郵便番号の情報が存在する場合は、このオプションを有効にすることを検討してください。

入力住所において、City、State/Province、および PostalCode フィールドが使用されている場合は、このオプションを無効にしてください。このオプションを有効にしてこれらのフィールドを使用すると、ValidateAddress がこれらのフィールド値の修正 (例えば、スペルミスのある都市名など) に失敗する可能性が高くなります。

N
いいえ、AddressLine フィールドを検索しません。
Y
はい、AddressLine フィールドを検索します。こちらがデフォルトです。