カナダ住所のオプション

optionName

説明

PerformCanadianProcessing

カナダ住所を処理するかどうかを指定します。カナダ住所処理を有効にした場合、ValidateAddress はカナダ住所の検証を試みます。カナダ住所処理を無効にすると、Status 出力フィールドに"F" が設定されて返され、カナダ住所処理は失敗します。その際、出力フィールド Status.Code は、"DisabledCoder" となります。カナダ住所処理のライセンスを取得していない場合は、ジョブにカナダ住所が含まれるか否かにかかわらず、カナダ住所処理を無効にしなければ、ジョブを正常に実行することはできません。

注: カナダ住所を正常に処理するには、カナダ住所処理の有効なライセンスを取得する必要があります。カナダ住所処理のライセンスを取得していないか、ライセンスの期限が切れているにもかかわらず、カナダ住所処理を有効にすると、エラーとなります
N
カナダ住所を処理しません。
Y
カナダ住所を処理します (デフォルト)。

Database.Canada

カナダ住所の検証に使用するデータベースを指定します。カナダ住所検証用のデータベースを指定するには、[データベース] ドロップダウン リストからデータベースを選択します。Management Console の [カナダ データベース リソース] パネルで定義されたデータベースのみが使用可能です。

CanFrenchFormat

住所及び方向指示の書式設定に使用する言語 (英語またはフランス語) の判断方法を指定します。以下に、英語およびフランス語で書式設定された住所の例を示します。

英語: 123 Main St W
フランス語: 123 Rue Main O

このパラメータは、住所の書式設定を制御します。また、方向指示の綴りにも影響を与えますが、接尾語の綴りには影響を与えません。

C
マッチング処理によって返されるストリート接尾語によって、言語を判断します。マッチング処理によって返されるストリート接尾語は、ValidateAddress が処理において内部で使用するもので、入力住所のものとは異なる場合があります。あいまいなレコードは、入力と同様に書式設定されます。こちらがデフォルトです。ケベック州の住所はすべて、フランス語で書式設定されます。
S
カナダ データベースによって、言語を判断します。カナダ データベースには、Canada Post Corporation (CPC: カナダ郵政公社) からのデータが含まれています。ケベック州の住所はすべて、フランス語で書式設定されます。
T
CanLanguage 入力フィールドによって、言語を判断します。このフィールドに空白以外の値が設定されている場合は、住所はフランス語で書式設定されます。

CanEnglishApartmentLabel

英語の住所に対し、入力住所にアパートメント ラベルが存在しない場合に、出力に使用するデフォルト アパートメント ラベルを指定します。CanStandardAddressFormat=F と指定した場合、この設定は無視されます。

Apt
ラベルとして "Apt" を使用します。こちらがデフォルトです。
Apartment
ラベルとして "Apartment" を使用します。
Suite
ラベルとして "Suite" を使用します。
Unit
ラベルとして "Unit" を使用します。

CanFrenchApartmentLabel

フランス語の住所に対し、入力住所にアパートメント ラベルが存在しない場合に、出力に使用するデフォルト アパートメント ラベルを指定します。CanStandardAddressFormat=F と指定した場合、この設定は無視されます。

App
"App" をラベルとして使用します。こちらがデフォルトです。
Appartement
ラベルとして "Appartement" を使用します。
Bureau
ラベルとして "Bureau" を使用します。
Suite
ラベルとして "Suite" を使用します。
Unite
ラベルとして "Unite" を使用します。

ForceCorrectionLVR

正式情報やスイート情報を変更して、Large Volume Receiver (LVR) または Single-Single レコードをマッチさせます (その郵便番号/ストリート名/ストリート タイプに対して 1 つしかレコードがない場合に使用します)。

N
LVR または Single-Single レコードをマッチさせるために正式情報やスイート情報を変更しません。LVR レコードは、有効だが修正不可能なレコード (VN) としてマーク付けされます。Single-Single レコードは可能ならば修正されます。または、修正不可能なレコードとして処理されます。
Y
LVR または Single-Single レコードをマッチさせるために正式情報やスイート情報を変更します。
注: このチェック ボックスをオンにする場合は、SERP 認定の設定 ではない ため、Statement of Address Accuracy は印刷されません。

CanPreferHouseNum

家番号と郵便番号がともに有効であるが、競合する場合、CanPreferHouseNum=Y と指定することによって、家番号に合わせて郵便番号を強制的に修正できます。このオプションを選択しない場合、郵便番号に合わせて家番号が変更されます。

N
郵便番号に合わせて家番号を変更します。こちらがデフォルトです。
Y
家番号に合わせて郵便番号を変更します。

CanOutputCityAlias

入力住所に都市名のエイリアスがある場合、そのエイリアスを返すかどうかを指定します。CanOutputCityFormat=D を指定している場合は、このオプションは無効です。

Y
入力に都市名のエイリアスがある場合は、都市名のエイリアスを出力します。こちらがデフォルトです。
N
入力に都市名のエイリアスがあっても、都市名のエイリアスを出力しません。

CanNonCivicFormat

出力において、正式住所ではないキーワードを短縮するかどうかを指定します。例えば、Post Office Box とPO Box のどちらを使用するかが決まります。

A
正式住所ではないキーワードを短縮します。こちらがデフォルトです。
F
正式住所ではないキーワードを短縮しません。正式なキーワードを使用します。

EnableSERP

SERP オプションを使用するかどうかを指定します。

Y
SERP オプションを有効にします。
N
SERP オプションを有効にしません。こちらがデフォルトです。

CanStandardAddressFormat

出力住所における、補助的な住所情報の配置場所を指定します。補助的な住所情報とは、部屋番号やアパート番号などの指定子のことです。

D
アパート情報を、StandardAddressFormat オプションで指定された場所に配置します。こちらがデフォルトです。
B
アパート情報を、AddressLine1 フィールドの末尾(最後) に配置します。
F
アパート番号のみ (ラベルは除く) を、AddressLine1 フィールドの先頭に配置します。例えば、400-123 Rue Main とします。
E
アパート番号とラベルを、AddressLine1 フィールドの先頭に配置します。例えば、Apt 400 123 Rue Main とします。
S
アパート情報を別の行に配置します。
S
アパート情報を入力住所と同じ場所に配置します。

CanOutputCityFormat

都市の名前が長い場合に、long、medium、もしくは short のどの都市名を使用するかを指定します。例を次に示します。

Long: BUFFALO HEAD PRAIRIE
Medium: BUFFALO-HEAD-PR
Short: BUFFALO-HD-PR

D
OutputShortCityName オプションで指定されたデフォルト オプションを使用します。こちらがデフォルトです。OutputShortCityName=V を指定した場合、都市は、このオプションで L を選択し (以下を参照)、CanOutputCityAliasY を選択した場合と同じように書式設定されます。
S
短い都市名を出力します。
L
長い都市名を出力します。
M
中間の長さの都市名を出力します。
I
入力住所と同じ都市フォーマットを使用します。出力は、L、M、または S です。

CanRuralRouteFormat

地方配送路の配達情報を配置する場所を指定します。地方配送路の配達情報を含む住所の例を以下に示します。

36 GRANT RD RR 3
ANTIGONISH NS

この住所において、"RR 3" は地方配送路の配達情報です。

A
地方配送路の配達情報を、住所と同一行の住所情報の後に配置します。こちらがデフォルトです。例を次に示します。

36 GRANT RD RR 3

S
地方配送路の配達情報を、別の住所行に配置します。例を次に示します。

36 GRANT RD
RR 3

CanDeliveryOfficeFormat

配達局情報の配置場所を指定します。配達局情報を含む住所の例を次に示します。

PO BOX 8625 STN A
ST.JOHN'S NL

I
配達局情報を、入力住所と同じ場所に配置します。こちらがデフォルトです。
A
配達局情報を、住所と同一行の住所情報の後に配置します。例を次に示します。

PO BOX 8625 STN A

S
配達局情報を、別の住所行に配置します。例を次に示します。

PO BOX 8625
STN A

CanDualAddressLogic

住所に、正式情報と非正式情報の両方が含まれている場合に、ValidateAddress が通り一致と、PO Box/非正式一致のどちらを返すかを指定します。次のいずれかです。

D
DualAddressLogic のグローバル オプションを使用します。こちらがデフォルトです。
P
PO Box などストリート以外のデータとマッチングします。
S
通りとマッチングします。

例えば、次の入力住所が与えられたとします。

AddressLine1: 36 GRANT RD
AddressLine2: RR 4
City: ANTIGONISH
StateProvince: NS

ValidateAddress は、次のいずれかを返します。

  • CanDualAddressLogic が S に設定されている場合、ValidateAddress は次を返します。

    AddressLine1: 36 GRANT RD
    AddressLine2: RR 3
    City: ANTIGONISH
    StateProvince: NS
    PostalCode: B2G 2L1

  • CanDualAddressLogic が P に設定されている場合、ValidateAddress は次を返します。

    AddressLine1: RR 4
    City: ANTIGONISH
    StateProvince: NS
    PostalCode: B2G 2L2

住所の正規化に使用されない住所データは、AdditionalInputData フィールドに返されます。詳細については、出力データ オプションを参照してください。