サポートされるライブラリ

Spectrum™ Technology Platform は、ASCII バージョンと Unicode バージョンの C API を提供します。Unicode バージョンでは、元の ASCII バージョンの API 設計との互換性が極力維持されます。 Spectrum™ Technology Platform は、Unicode 機能をサポートするために International Components for Unicode (ICU) が API に適用されます。 ICU は、長年にわたって広く利用されている Unicode サポート用の C/C++ ライブラリであり、IBM で開発されました。

Unicode 規格は、16 ビットのコード単位に基づいてデフォルトのエンコーディングを定義します。 ICU では、UChar を符号なしの 16 ビット整数タイプ (unsigned short *) として定義することで Unicode がサポートされます。 これが、ICU で文字列を表す文字配列の基本型です。 Spectrum™ Technology Platform は、C API で Unicode 文字列を表現するために UChar を使用します。

注: 一部のサービスは、Unicode 文字セットを完全にはサポートしません。 例えば、ValidateAddress サービスは、米国入力/国際入出力用に ISO 8859-1 文字セットをサポートし、カナダ入出力用に CP 850 文字セットをサポートします。 ただし、入力データに ASCII ではない文字が含まれる場合は、基本サービスが Unicode 文字セットを完全にサポートしていなくても Unicode ライブラリが使用されます。

UChar の詳細については、次の 2 つのサイトを参照してください。